メディア掲載・受賞履歴
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琉球新報社『琉球新報』2007年4月7日
2007年4月7日
佐喜眞義市肢「CBブレース」海外も注目
実感した歩く喜び
下半身まひの台湾在住女性「このまま世界一周したい」
佐喜眞義市肢(宜野湾市愛知)の開発した関節装具「CBブレース」が国内だけでなく、海外からも注目を集めている。六日、ポリオ(小児まひ)で下半身にまひが残る台湾在住の女性(66)が同社を訪れ、装具を製作。数年ぶりに自力で歩けるようになった。女性は「佐喜眞さんや家族のおかげ」と感謝の言葉を述べた。
装具を開発した社長の佐喜眞保さんによると、CBブレースは従来品に比べて重量が四分の一程度と軽い。関節の中央部に連結部を設け、三点でひざを支えるため、痛みが少なくて済む。佐喜眞さんは2005年、ものづくり日本大賞の経済産業大臣賞を受賞。愛用するプロスポーツ選手もいるという。
六日、同社を訪れた女性は十数年前にアメリカで関節装具を作ったが、ひざを曲げ伸ばした時に痛みが伴うため、ここ数年は装具を着けられず、車いすで移動していた。東京に住んでいる妹が雑誌で佐喜眞さんの装具を知り、姉の元に雑誌を持って行ったという。
最初は「どうせ駄目。やっても無駄だよ」とあきらめていた姉も「痛みが少なく、ひざの曲げ伸ばしも簡単」という説明に興味を抱き、きょうだいと一緒に来県し、装具の製作を依頼した。
佐喜眞さんがサイズを微調整し、女性のひざに装具を着けると、両手でつえをつき、恐る恐る立ち上がった。「ひざも曲がるし、足が上がる。痛くない」と女性は笑みを浮かべながら歩き始めた。手すりにつかまりながら、階段の上り下りもできた。
女性は「このまま世界一周したいくらい。佐喜眞さんに会えたおかげでまた歩くことができ、感謝している。台湾で早くこの姿を見せたい」と笑顔で話し、きょうだいも驚きを隠せない様子だった。佐喜眞さんは「世界中で悩んでいる人たちにこの装具を広めたい」と話した。(荒井良平)
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